システム

カリキュラム

神学の学びは伝統的に以下の4分野に分類されてきました。つまり聖書神学、これは聖書の言語(ギリシャ語やヘブル語)を勉強し、そこから原典における(写本しかないのですが)神の言葉を研究していく分野です。さらに聖書解釈学もここに入ります。
次には組織神学でこれは教理的な学びです。哲学的、思索的な分野が得意な人には面白いでしょう。歴史神学では教会の歴史、教理の歴史、宣教の歴史、人物伝などを学びます。そして最後が実践神学です。この分野は多岐に亘ります。上記3分野の学びを土台にして実際にこの地上でどう宣教が進んでいくのか、どう教会が形成されていくのか、牧師の務めはどうあるべきか、説教は、葬儀や結婚式は、・・・教会成長や霊の戦いなどもこの分野に含まれます。どの神学校も限られた修養年限でどの分野に重点を置くか悩むところです。学ぶべきことは広がっていきますし、現在の社会・人々の必要は刻々変化しています。
そこに各神学校の特徴があらわれます。
KBI関西聖書学院では4分野を標準的に学び、国内で牧師・伝道師になるための学びを提供します。
本学院は伝道できる、教会形成のできる実践的な働き人の輩出を願っていますので、必然的に実践神学に力点が置かれています。もっと学びを深めたい方、英語圏への留学を願う方のためには継続教育の道をも指導・紹介します。

充実した全寮制指導

知的な学びと両輪になるのが人格の訓練です。専従スタッフが学生寮と同じ建物で生活します。生活の中で触れ合いながら学ぶことが最も身に付きます。起床から消灯まで仲間と一緒の生活は慣れるまで少し時間のかかる人もいますが、貴重な学びです。寮での共同生活や作業では、自分の思わぬ面を発見したり、対人関係の育て方や協力して働くことを学んでいきます。

週末教会奉仕

授業は土曜の午前中まであります。その後早い昼食を済ませて、学生の皆さんは週末の教会実習奉仕に出かけていきます。公園伝道や教会学校、各集会への参加、学年が進むにつれて司会やメッセージの機会も与えられます。学院内での学びとは場所もムードも変わり、メリハリがあります。教会での現場での経験はあなたを実践的な働き人へと成長させてくれます。

海外アウトリーチ

1992年から始まった海外アウトリーチは、学院生活の中でも最もインパクトの残るプログラムでしょう。異文化体験をする中で、福音の素晴らしさを再発見し、宣教のダイナミズムに触れます。このプログラムを通して宣教師の召命を受けていった先輩方も多くいます。宣教スピリットはKBI が本当に大切にするところです。世界宣教は私たち全員の使命であって、出ていくか、支えるか、どちらかで参加します。

春期・秋期入学制度

本来は4月入学が原則ですが、海外から帰国した方や仕事や健康の事情で春入学できなかった方のために9月入学の機会があります。また他校からの編入も審査の上、道が開かれています。

聴講・通信制度

オープンな神学校をめざして「系統だった学びをしたい」「証しや個人伝道ができるようになりたい」などの希望を持つ信徒の方にも機会が開かれています。原則一年生の授業が公開されていますが、特別ゲストによる授業やプログラムはどなたでも受講できます。
また卒業・修了生の方にはリフレッシュを兼ねて聴講していただけます。こちらはどの学年の授業にも出席できます。

>> 入学案内
>> コース